清掃管理業務とは?
ビルメンテナンス業務のなかでも最も高い頻度で実施しなければならないであろう業務、それが「清掃管理業務」です。
「清掃管理業務」とは、「衛生管理業務」とあわせて「環境衛生管理業務」に分類される業務分野のことで、ビル・施設を利用する不特定多数の利用者が、衛生的に建物内で過ごせるように清掃活動を行う業務のことを言います。
「清掃管理業務」はさらに、床・天井・内壁などを清掃する「建築物内部清掃」と外壁・屋上・建物外周囲などを清掃する「建築物外部清掃」にわかれます。
当社ではこの中でも特に、「建築物内部清掃」をメインに「清掃管理業務」の代行を承っております。
日常清掃と定期清掃の違いは?
清掃業者がよく口にする用語として「日常清掃」と「定期清掃」があります。
「何のこと?どう違うの?」と疑問に思われる方も少なくないでしょう。
そこで今回は「日常清掃」と「定期清掃」についてご説明いたします。
日常清掃とは?
日常清掃は常駐清掃などとも呼ばれており、主に店舗などの商業施設やオフィス、アパート、マンション病院、介護施設などで行われ、言葉の通り日常的に行う清掃です。
例えばそれらの建物のエントランスや通路の床のホコリを取りのぞくために掃除機を掛けたり、トイレの掃除、簡単な窓拭き、日々のゴミ捨場の整理などを行います。
イメージとしては主婦・主夫の方が毎日お家で掃除機などを使って軽いお掃除を行うことと同じようなものです。
ビルや施設の利用者が頻繁に利用し、汚れやすく、そのため毎日もしくは数時間おきに掃除が必要な、比較的に行き届きやすい箇所の清掃を行う業務です。
定期清掃とは?
一方の定期清掃は、日常清掃ではなかなか行き届かない場所、もしくは落としきれない汚れを落とす清掃のことを指します。
エアコン清掃・カーペットクリーニング・石材等の床の頑固な汚れ落とし、床のワックス掛け、建物外壁の清掃などが挙げられます。
これらの清掃は一般家庭でも清掃業者に依頼をすることがあるかもしれませんが、専門家ではないと保有してない大掛かりな清掃用具や、材質や汚れに合わせた専用の洗剤などを用いて実施することが多いです。
最後に
清掃管理業務とはどのようなものか、また、日常清掃と定期清掃の違いをご理解いただけましたでしょうか?
日常的・定期的な清掃を行わないと建築物はすぐに衛生環境は悪化し、汚れで外観も悪くなってしまい、そのイメージがダウンしてしまいます。
また、その汚れを放置してしまうと、それは建築物そのものの劣化へも繋がってしまい、本来清掃を行っていればする必要のなかった補修などが必要になる事例も多々あります。
ビルや施設の資産価値を可能な限り高いまま維持したいというのは、ビルオーナーや管理会社の想いのはず。
ビルの床や壁の汚れは一番人の目に付く箇所とも言えますし、一度こびりついたまま放置された汚れは落としにくく、落とすためにコストが嵩むこともあります。
そのようなことを防ぐためにも、日常的・定期的に適度に清掃を実施し、衛生的なビルメンテナンス、管理をしていただくことをオススメいたします。